ゲーム・本の語り
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わたしの中で1、2位を争うくらい素敵な悪役です。
敵役とはちょっと違いますね。
敵役ならば斎藤一(るろ剣)とか志々雄真実(左に同じく)が好みです。和月先生の敵役は魅力的で好きだー。あ、ベスト・オブ・悪女は妲己ちゃんでございます。ここだけは譲れねぇ・・・!!
話を戻しまして。
えー、ルカ・ブライトというのはKONAMIの幻想水滸伝2の登場人物で、まぁ一応このゲームでは悪役というか倒すべきキャラという位置づけにいます。
基本的に幻想水滸伝シリーズは正義対悪という構図ではなく、国の事情や信念と信念のぶつかり合いにより戦いが引き起こされるので一概に誰が悪で誰が正義かと断定できません。自分にも守りたいものがあると同様に、相手にも譲れないものがある。ここら辺が勧善懲悪とは違っていて面白いです。
が、そんな「悪」とは言い切れないキャラが溢れるなかでルカ様は一味も二味も違います。
序盤で砦を陥落させた後、敗残兵(というべきか?)に向かって豚の物まねをさせた挙句「豚は死ね!!」とばっさり殺したり、「ふはははは!!!!!(以下略)」と呼吸困難になるんじゃないかとこっちが心配になるくらいエクスクラメーションマークを乱舞したり、弓を射られ主人公たち18人にぼこられ更に弓を射られたにも死なずに、しかもその後に一騎打ちイベントで下手したらこちらが死ぬ(というか死んだ)とゆーような色んな意味で規格外なお方です。この人のインパクトが強すぎて、その後のイベントの薄いこと薄いこと。
で、普通に言動行動を見たら「ふざけんなよこの野郎(訳:たのんますから、いい加減倒れてくれないでしょうか)」とプレイヤーの反感を買うだけなんですが。
自軍からも裏切られ主人公たちに追い詰められたルカ。
彼はそっと闇夜に舞う蛍を見て(ほんとにあのシーンは蛍の淡い光が綺麗だよ・・・)
「くだらぬ・・・・・・虫けらに・・・うばうほどの価値ある命など・・・ないな」
破壊のかぎりを尽くしていた彼が、蛍一匹の命を奪うことに躊躇う。
で、そんなほんの少しの優しさを見せた後に
「戦いを終わらせる?
夢物語だ・・・・・・そんなものは、子供にいってきかせるおとぎ話だ」
「おれを殺し、我が王国を破ったとしてもそこに残るのは平穏などではないぞ!!!ただ、うらみの声が木霊する荒野だけだ!!!」
「すばらしい!!!すばらしいぞ!!!!
この身をかけていた、うずきが!!!!皮膚を焦がす渇きが癒えていく!!!!」
「聞け×○(主人公の名前)!
きさまらは千人でおれを殺したが、おれは一人で、その何倍も、きさまらの同胞を殺した!!!!」
「俺は!!俺が想うまま、俺が望むまま!!!!邪悪であったぞ!!!!!!!!!」
我がゲーム史上、ここまで素晴らしい悪役はいただろうか、いやいまい(反語)
素晴らしい素晴らしい英語で言うとブラボーだ!ここで安易に改心とかさせないKONAMI万歳!もうこの瞬間、わたしのなかで幻想水滸伝2は神ゲーになりました。ルカ様万歳。悪役万歳。ああ、なんでハイランド側につけないんだ!?と滂沱の涙を流しながら思ったものです。
で、上にも書きましたがこの方のインパクトが強すぎてその後のストーリーはハンバーグのないハンバーガーみたいなもんです。よく覚えてないんです、しかも最初に約束とかすっぽかしてジョウイ待ちぼうけさせてED迎えたし。
しかしほんとにハイランド側につけるストーリーつき(not 外伝)でリメイク出してくれねぇかなぁ・・・・・・それだったらPS3でも買うのに。(絶対無理だって)
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